古銭買い取り業者徹底比較!

【旧国立銀行券は売れる?】全5種の買取相場や価値、歴史を解説

旧国立銀行券の価値と概要、おすすめ買取業者を紹介します!
旧国立銀行券の価値と概要、おすすめ買取業者を紹介します!

旧国立銀行券ってどんな紙幣?高く売れるの?

古銭の価値に悩む女性

旧国立銀行券は明治通宝と同時期に明治時代初期から発行された旧紙幣で、全部で5種類の額面が発行されました。

このページでは、全5種類の旧国立銀行券の買取価格や概要を、画像付きでまとめて紹介していきます

ページの後半では旧国立銀行券に関する紙幣の歴史も解説していますので、興味のある方はそちらまで是非確認してください!

他の「額面」や「券種」の旧紙幣(古紙幣)の買取情報も解説していますので次のページも参考にしてください。

旧国立銀行券の買取におけるおすすめ買取業者を紹介

旧国立銀行券の買取は優秀な古銭買取業者に依頼をする事で安心に高価買取が実現できます。次のおすすめ買取業者はネットによるWEB査定も対応してもらうことが可能な古銭買取業者なので、気になる旧国立銀行券をとりあえず査定してほしい場合にもおすすめです。

  • 古銭買取福ちゃん

    福ちゃんの古銭買取データ早見表
    買取価格(古銭) 8.0 ポイント8
    買取価格(記念硬貨) 7.5 ポイント7_5
    顧客対応(サービス) 8.0 ポイント8
    対応のスピード 7.0 ポイント7
  • バイセル(旧スピード買取.JP)

    バイセルの古銭買取データ早見表
    買取価格(古銭) 7.0 ポイント7
    買取価格(記念硬貨) 7.0 ポイント7
    顧客対応(サービス) 6.0 ポイント6
    対応のスピード 8.0 ポイント8

旧国立銀行券の買取相場と概要をまとめて解説

では、今まで発行された旧国立銀行券の買取価格となどの情報について、画像付き一覧で説明していきます。
このページで紹介している旧国立銀行券の一覧は次の通りです。

旧国立銀行券の種類・買取価格一覧

上記の旧国立銀行券の名称をクリックするとそこまでジャンプします。

旧国立銀行券20円札の買取相場と概要

旧国立銀行券20円札
発行年度~廃止年度:1873年(明治6年)~1899年(明治32年)
紙幣サイズ:縦80mm×横190mm
図柄表:スサノオとヤマタノオロチ
図柄裏:日本神話の一幕

旧国立銀行券20円札は非常に希少価値が高く、もし未使用の綺麗な紙幣が見つかれば買取価格は2000万円まで期待できる程です!使用感のある並品でも買取価格は100万円~200万円前後も期待できるので、もし見つかれば複数の古銭買取業者で相見積もりを取ることをおすすめします。

旧国立銀行券20円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 旧国立銀行券20円札
    未使用
    500万円~2000万円
    美品
    200万円~500万円
    並品
    100万円~200万円

旧国立銀行券10円札の買取相場と概要

旧国立銀行券10円札
発行年度~廃止年度:1873年(明治6年)~1899年(明治32年)
紙幣サイズ:縦80mm×横190mm
図柄表:雅楽演奏
図柄裏:神功皇后征韓

旧国立銀行券10円札は図柄に「雅楽演奏」が描かれていて、こちらも非常に希少価値が高いプレミア古紙幣です。未使用だと最大1000万円の買取価格も期待でき、美品だと120万円~300万円前後の買取価格も期待できます。

旧国立銀行券10円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 旧国立銀行券10円札
    未使用
    300万円~1000万円
    美品
    120万円~300万円
    並品
    60万円~120万円

旧国立銀行券5円札の買取相場と概要

旧国立銀行券5円札
発行年度~廃止年度:1873年(明治6年)~1899年(明治32年)
紙幣サイズ:縦80mm×横190mm
図柄表:田植えと稲刈り
図柄裏:日本橋と富士山

旧国立銀行券5円札は表面に「田植えと稲刈り」が描かれた古紙幣で、買取価格は使用感ある並品でも1枚あたり10万円~30万円前後までが期待できます。もし未使用の綺麗なものが見つかれば、買取相場は最大150万円前後まで上昇します。

旧国立銀行券5円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 旧国立銀行券5円札
    未使用
    50万円~150万円
    美品
    30万円~50万円
    並品
    10万円~30万円

旧国立銀行券2円札の買取相場と概要

旧国立銀行券2円札
発行年度~廃止年度:1873年(明治6年)~1899年(明治32年)
紙幣サイズ:縦80mm×横190mm
図柄表:新田義貞と児島高徳
図柄裏:皇居

旧国立銀行券2円札は、新田義貞と児島高徳が描かれた古紙幣で、裏には皇居がデザインされています。買取相場も非常に高く、美品だと12万円~25万円前後の買取価格も期待できます。もし未使用の綺麗なものが見つかれば最大60万円前後の買取価格も見込めるプレミア古紙幣です。

旧国立銀行券2円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 旧国立銀行券2円札
    未使用
    25万円~60万円
    美品
    12万円~25万円
    並品
    4万円~12万円

旧国立銀行券1円札の買取相場と概要

旧国立銀行券1円札
発行年度~廃止年度:1873年(明治6年)~1899年(明治32年)
紙幣サイズ:縦80mm×横190mm
図柄表:田道と兵船
図柄裏:元寇

旧国立銀行券1円札は、表に田道と兵船が描かれている古紙幣です。1円という額面から発行数は多かったのですが、明治発行の非常に古い紙幣であること、そしてインフレによる紙幣整理があり多くが回収されたことから希少価値は高く、並品でも3~6万円の買取価格も期待できます。

旧国立銀行券1円札の買取価格一覧リスト

  • 紙幣の名称(種類)
    未使用
    美品
    並品
  • 旧国立銀行券1円札
    未使用
    15万円~25万円
    美品
    6万円~15万円
    並品
    3万円~6万円

動画にまとめていただきました!

旧国立銀行券の買取相場や価値について当サイトも参考にし、動画を作成いただきましたのでここでも紹介させていただきます。

旧国立銀行券の正確な買取相場を調べる方法

メール査定がおすすめ

手元にある旧国立銀行券の正確な買取相場を調べる方法はとても簡単です

古銭買取業者にメール査定を依頼するだけ

これだけで専門家に旧国立銀行券を査定してもらえます。

旧国立銀行券含めた古銭は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、問い合わせフォームから写真を添付して送ればすぐに買取相場が明らかになります。

そして、メール査定であれば買取依頼も簡単に断れるのもおすすめなポイントです

旧国立銀行券をメール査定の方法やおすすめの業者については次のページも参考にしてください

【旧国立銀行券の歴史】どんなお金だった?

旧国立銀行券

旧国立銀行券とは明治時代の1873年から1899年にかけて発行・流通されていた紙幣で、「1円」「2円」「5円」「10円」「20円」の五種類の額面が発行されました。

旧国立銀行券の紙幣自体はいずれの額面も日本ではなくアメリカで製造されていた事から、色合いがアメリカドルのようになっているのが特徴的ですね。

この旧国立銀行券が発行された当時ですが、実は明治通宝と言う紙幣も発行されていました。現在で例えると「夏目漱石1000円札」と「野口英世1000円札」を両方とも同時に発行し続けているような状態と言うわけです。

ですが、この紙幣の同時発行にはきちんと明確な理由がありました。

兌換券として発行された旧国立銀行券

当時発行されていた「明治通宝」とは政府が発行していた「政府紙幣」という種類で、こちらは現在の現行紙幣ように政府の信頼が額面としての価値を保証している紙幣でした。

一方で、今回説明している旧国立銀行券は政府に認められた民間の国立銀行が発行した「国立銀行券」という種類で、こちらは兌換券と呼ばれる金との交換が約束された金本位制としての紙幣でした。

明治時代に入ってすぐの頃、世界では貨幣の価値基準を「金(gold)」に置き換えて表す金本位制が主流となり、日本においても「金本位制」を採用することとなりました。

日本でも元々は金本位という価値観は「小判」や「古金銀」、「近代銀貨」という形で表してはいましたが、それを紙幣という形でも表わそうと活動が開始されます。そこで発行されたのが【旧国立銀行券】であり、旧国立銀行券は「兌換券」と呼ばれる種類の紙幣で金との交換が約束された紙幣でした。

つまり、「明治通宝」と「旧国立銀行券」では紙幣としての性質が全くの別物だったので、二重で紙幣が発行されていたというわけです。

「政府紙幣」と「国立銀行券」の違い

「政府紙幣」とは文字通り政府が発行している紙幣の総称で「国立銀行券」とは民間が運営している国立銀行で発行している紙幣の総称です。

現在は紙幣の発行と言えば日本銀行という一つの機関が独占的に行っている形になりますが、当時は政府と民間の国立銀行という二つの機関がそれぞれ紙幣の発行を行っていました。

わざわざ二つの機関で発行されていた理由ですが、上記でも少し説明した「金本位制の確立」を明治政府は民間に委託しようと考えたからです。

旧国立銀行券が発行される約1年前(1872年)に国立銀行条例を制定し、「第一国立銀行・第二国立銀行…」と四つの国立銀行を設立し、それぞれにおいて旧国立銀行券の発行が開始されたのですが、これらの国立銀行は政府ではなく民間によって運営されていました。

ですので、ざっくりいうと「不換紙幣は政府が発行し、兌換券は民間の国立銀行が発行しよう」という形に分けたわけです。

トラブル続きの旧国立銀行券

国からの大きな期待を受けて発行されていた旧国立銀行券でしたが日本での金貨不足と言う事もあり、国立銀行の数も思うように増えず、発行出来る額面(紙幣発行額)に一定の限度がかけられるようになります。

兌換券という性質上「旧国立銀行券の発行=金貨の準備が必要」を意味するので、旧国立銀行券と交換出来る金貨が足りない状況は旧国立銀行券を発行しようにも発行できない状態に陥ってしまったという事です。

そのような状態もあって旧国立銀行券の発行枚数は減った事から、苦肉の策として1876年に「国立銀行条例」を改正により「金と交換ができない紙幣(不換紙幣)」の発行が許可されたことで、明治通宝と同じ効果をもつ不換紙幣を国立銀行券として発行が可能になりました。

そして発行されたのが次に紹介する「新国立銀行券」という券種なのですが、金本位制確立の為に兌換券を発行させていたにも関わらず不換紙幣を発行させるという事がどういう結果を招くのかは想像に難くないでしょう。

以上が旧国立銀行券という紙幣についてでした。

紙幣の歴史に関しては各種券種ページで順を追って説明していますのでそちらも是非参考にして下さい!

今月のおすすめ業者!

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