ソブリン金貨買取の買取情報や価値、概要をご紹介
ソブリン金貨買取の買取情報や価値、概要をご紹介

ソブリン金貨買取
価値や詳細情報についてご紹介

このページでは【ソブリン金貨】について詳しくご説明します。ソブリン金貨の買取相場をはじめとし、量目の種類やサイズ、歴史などソブリン金貨に関する情報をまとめてご紹介します。
また、古いソブリン金貨は、発行された時代によってデザインが異なります。

ソブリン金貨の買取価格や価値・概要

ソブリン金貨表面
ソブリン金貨裏面
発行年度:1489年~、1817年~、1974年~
品位(素材):22K(金/約91.67%、銅/約8.33%)
量目(重量):39.9g、15.9g、8.0g、4.0g
サイズ:36.2mm、29.3mm、22.2mm、19.3mm
ソブリン金貨の買取価格は、基本的に金の買取相場に基づいて算出されます。ですが、古いソブリン金貨はアンティーク金貨として扱われることもあり、発行された年によっては非常に希少価値が高い場合があります。プレミア価値が高いソブリン金貨の場合、一枚あたり何百万円という買取価格も期待できる逸品です。
プレミアが付かない場合のソブリン金貨の買取相場は、その時々の金相場に基づきます。買取業者ごとに定められている「K22の買取相場×重量」が主な買取相場となりますので、例えば、22金の買取相場が2500円と仮定したソブリン金貨の買取相場は2500円×33.9g=「84750円」です。

ソブリン金貨について

ソブリン金貨について

ソブリン金貨とはイギリスから発行されている金貨で、金の純度は91.67%(K22)です。
現在のソブリン金貨は、表面にはエリザベス女王の肖像画、裏面には”セントジョージと竜”がデザインされています。 ですが、昔のソブリン金貨は時代によってデザインが変わっており、表面がジョージ4世の肖像画、裏面は紋章の描かれた楯が採用されているものもあります。

ソブリン金貨は、大きく分けて3つの種類が存在します。

  • 1489年~1604年まで発行された「旧ソブリン金貨」
  • 1817年~1973年まで発行された「新ソブリン金貨」
  • 1974年以降に発行された「地金型ソブリン金貨」

このうち、旧ソブリン金貨・新ソブリン金貨については、実際に貨幣として使用された国際通貨です。
上記の項目の順番にソブリン金貨の買取価値を説明していきますので、お調べになりたいソブリン金貨がはっきりしている場合、該当する見出しまでスクロールをお願いします。

1489年~1604年発行の【旧ソブリン金貨】概要と買取価値

旧ソブリン金貨

旧ソブリン金貨は、1489年に発行されました。この金貨には王座に座る国王が描かれていたため、”君主”を意味する”ソブリン”金貨と呼ばれるようになりました。
発行したのはヘンリー7世ですが、やがてヘンリー8世が王の座に付くようになると、金の相場が変わり量目が減ります。その後、エリザベス女王の時代になったときも、さらに相場が動き、コインの大きさも大幅に変わりました。 やがて1604年になると金貨のデザイン自体が変更されるようになり、”ソブリン”と呼ばれていた図柄ではなくなってしまいました。これが旧ソブリン金貨の発行から廃止までです。

この時代に発行されたソブリン金貨だと、かなり昔の金貨ということになりますので、買取価格は状態によって大きく異なります。 ですが、珍しい年号・綺麗な状態と良い条件が揃えば、一枚あたり100万枚以上の買取価格も十分に期待できます。

1817年~1973年発行の【新ソブリン金貨】概要と買取価値

新ソブリン金貨

ソブリン金貨の発行国・イギリスは、ナポレオン戦争によって膨大な出費が相次ぎ、17年間もの間、金貨の発行を停止しています。 そして1816年、ようやく金貨の発行が再開されることとなり、同時に新しい貨幣が作られることになりました。それが新しいソブリン金貨、つまり「新ソブリン金貨」に該当します。

この時代、イギリスでは「金本位制」に基づいて貨幣を発行していました。金本位制とは、貨幣となるコインを金(gold)で作り、「金の価値=金額」と定めて通用させることです。そのため当時のソブリン金貨は、大きさと重さで額面価値を示していました。
イギリスで普通にお金として使われていた金貨であったこと、そして、当時のイギリスの経済力は非常に強かったことから、ソブリン金貨の発行数は非常に多いです。 イギリス本国以外にも植民地などで広く流通していたため、ソブリン金貨には製造場所を示すミントマークが記されていたほどです。

そのため、目立ったプレミア価値は付いておらず、地金の価値で取引・買取されるケースがほとんどです。 ですが、年によって発行枚数にバラつきがあり、特に発行枚数が少なかった年銘のものは、高い価値がついています。

珍しい年号のものは、1819年、1828年、1841年、1875年、1908年、近年のものでいえば1917年も希少価値が高いです。もちろん買取価値も高く、数百万円単位の買取価格も十分期待できます。
特に1838年以前のものはプレミア価値が高いものが多い傾向にありますので、お持ちの方は一度表裏の写真を撮って、買取業者へ「いくらで売れるか?」質問されてみることをお勧め致します。

ですが、ソブリン金貨はとても偽物が多い金貨としても知られています。買取の際は、信頼のおける古銭買取業者へ査定を頼むようにしましょう。

1974年以降の【地金型ソブリン金貨】概要と買取価値

地金型ソブリン金貨

地金型のソブリン金貨とは、その名が示す通り「地金型金貨の性質を持つソブリン金貨」です。(厳密には”地金型金貨”とは少し異なります。地金型金貨については、金貨のトップページをご覧ください。)

1929年、つまり新ソブリン金貨が発行されていた時代、世界恐慌が起こります。その影響はイギリスにも飛び火し、銀行から金がどんどん失われていきました。 普通に貨幣として流通していたものの、ソブリン金貨はその頃から、実質的に「地金型金貨」として扱われ始めます。どうしてかというと、イギリスは金の流出を防ぐため、これまで行ってきた「金本位制を停止」したからです。

以降、ソブリン金貨は、普通に使うお金としての発行ではなく、記念硬貨のような扱いで発行されるようになっていきました。 1957年には金本位制が一時復活し、貨幣としての発行が再開されましたが、既に世界のお金の価値はアメリカドル換算へと移っており、以前のような人気は出ませんでした。 そしてソブリン金貨は、1974年からは完全に地金型金貨の形で発行されるようになり、現在に至っています。

一応は法定貨幣として発行されているため、1ポンドの額面が割り当てられていますが、基本的には金の量によって買取価格が決定します。 例えば、22金の買取相場が2500円と仮定したソブリン金貨の買取相場は2500円×33.9g=「84750円」になります。
今は金の相場が高いので、現時点でソブリン金貨を売却されるなら、これ以上の買取価格が期待できる状態です。 数年前に金の相場が上昇し、一時期に比べれば落ち着いたものの、金の価値は未だ高めに推移しています。(1999年9月における金の上場来安値は836円であるのに比べ、2013年2月は5,081円と、従来の約6倍に上昇しています。)
金の買取相場が高い=ソブリン金貨の買取相場も高くなるので、ソブリン金貨の買取をご検討であれば、金相場の高いうちがチャンスだといえます。

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