国際連合加盟50周年記念硬貨について
買取相場や詳細情報についてご紹介
このページでは【国際連合加盟50周年記念硬貨】について買取情報等を詳しくご説明します。各種額面の国際連合加盟50周年記念硬貨の買取相場をはじめとし、価値や歴史、素材や描かれた絵柄の特徴など、国際連合加盟50周年記念硬貨に関する情報をまとめてご紹介します。
国際連合加盟50周年記念硬貨について

国際連合加盟50周年記念硬貨とは、1956年に日本が国際連合に加盟し、2006年に50周年を迎えることを記念して発行された記念硬貨です。そのため、記念硬貨表面には”国連加盟50年”と刻印されています。
国際連合加盟50周年記念硬貨は額面が1000円の1種類のみ発行されており、発行枚数は70000枚と、これまで発行された記念硬貨の中ではかなり少ないものになります。
これは、製造するにあたって額面以上の費用が掛かってしまうため、あらかじめ額面以上の価格で販売される”プレミアム型記念硬貨”で、造幣局発売時の定価は6000円に設定されました。
片面カラー印刷(カラーコイン)、鏡面のような美しいプルーフ加工、そして素材も純銀と極めて豪華な記念硬貨で、発行から10年以上が経過した今でも額面を上回る価値で取引されており、古銭買取や記念硬貨買取においても十分な買取価格が期待できる一枚です。
それでは、額面別に国際連合加盟50周年記念硬貨の買取相場や詳細をご紹介します。
国際連合加盟50周年記念1000円銀貨幣について(買取情報等)


日本の国際連合加盟当初について

日本が国際連合に加盟したのは、1956年12月18日のことになります。
国際連合は、終戦直後の1945年に51の加盟国による国際機関として発足したのですが、第二次世界大戦で連合国に降伏した日本は主権が一時的に失われ、1945年の発足当初に国連に加盟することが出来ませんでした。
その後、戦争が終わってもまだなお続く日本と連合国との緊張状態を対処する目的で、1952年4月28日にサンフランシスコ講和条約が締結され、そこでようやく日本は国連への加盟条件を得ることになります。
しかし条件が整ったにもかかわらず、日本は加盟国であったソ連からの反対を受け、国連に入れない状況に陥ってしまうのです。
当時の両国の関係は決して良い状態とは言えなかったので、日本にとってはある種予測出来た事態であったと言えるでしょう。
もちろん、良くない関係をズルズルと続けるわけにもいかないので、国交関係を正常化させるための日ソ共同宣言を、同年10月に結びます。
正常化によりソ連の反対も受けなくなった日本は、そこでようやく国連へ加盟することが出来るようになり、日ソ共同宣言の効力発生を待って、全会一致で国連へ加盟することになります。
全体としては、第80番目の加盟でした。
加盟直後は非常任理事国として活動したり、様々な議員の役職に就くなどして日本は国連に大きく貢献していきます。
加盟前は決して良い状態ではなかったものの、加盟直後は国連連合に属する一員として良いスタートを切ることになるのですね。